『W旦那+(プラス)』 the "no" phase24 三代目妄想劇場ショートストーリー
隆臣は哺乳瓶を両手でしっかり持って、お茶を飲み干した。
瞼(まぶた)をきゅっと閉じたので、睫毛がくるんとカールした。
「I love you…」
隆二は隆臣を真っ直ぐ起こして、頬に長めのキスをする。
「寝かさないの?」
「お茶飲んだとこだからね、しばらくこのまま抱っこしてる」
「保育園はどうだった?」
「うん、直人さんの言ってた通り、保育士の人数も多いし、衛生面とかも行き届いてたよ」
「好印象だったんだ」
「ん」
「今度隆臣連れて俺も見学行こっかな」
「…」
「ん?返事がない」
「やっぱね、たっくんの入園は、まだ先でいーよ」
「え?」
「俺がやなんだ」
つづく
6コメント
2018.06.22 12:47
2018.06.22 12:43
2018.06.22 11:20