『W旦那+(プラス)』 the "no" phase⑩ 三代目妄想劇場ショートストーリー
「はい!たっくん何歩や?言うてみ!」
隆臣は左手の指を4本立てて、
「みっちゅ!」と言った。
「三歩か?キツイなぁ 笑」
ママ達は爆笑している。
「そいじゃ飛ぶで〜‼︎」
「きゃあー♫飛ぶの?」
「いーーっぽ‼︎」
健二郎は大きく一歩を踏み出した。
「けんちゃん、しゅごーい‼︎」
「こわーい 笑」
「こわない! 笑」
「にーーほ‼︎」
「きたぁーっ‼︎」
他のちびっ子達もきゃあきゃあ言ってる。
「こら!みんな動いたらアカンて! 笑」
「さーーんぽ‼︎」
隆臣の真ん前にやってきた。
「きゃああーっ♫」
「たぁくん逃げろーっ‼︎」
太陽に手を引かれて隆臣が逃げていった。
「こりゃー!逃げたらアカンやろ‼︎ 笑」
ママ達も、子供たちも、お腹を抱えてキャッキャ言って笑っている。
健二郎は汗ダクだ。
「どんなだるまさんや?ホンマに…笑」
「けんちゃーん♫もいっかいしよ!」
健二郎はまた大勢のちびっ子に囲まれた。
「よっしゃ!ほな、もいっかいな‼︎」
そう言うと、首に掛けていたタオルを頭に巻いた。
「たっくん!太陽くんも戻っておいでや‼︎」
「はーーい♡」
(こんだけ走り回ってたら、今夜はよく寝るやろなぁ…たっくん)
つづく
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2018.06.03 11:33
2018.06.03 11:25
2018.06.03 11:21