ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission4-②


恭介「RYUJIは、あの部分も精密に作られている」



臣「だから?」



恭介「契約を交わさないか?」



臣「契約?」



恭介「何億という予算を注ぎ込んで作られた手前、24時間派遣することは出来ないが…」



恭介「夜だけ、君の元へ派遣するというのはどうだ?」



臣「……」



恭介「もちろん規定の使用料は毎月支払ってもらう。だが、心配しなくても法外な料金は取らない」



臣「金額の問題じゃないだろ」



恭介「良心が咎めるか?…よく考えてみたまえ」



恭介「隆二本人は、いくら君が想いを寄せても、君を受け入れることはない」



臣「大した自信だな…」



恭介「対してRYUJIは君の意のままに行動する」



恭介「昼間は別の仕事があるが、夜の契約時間内は君の所有物だ」



臣「……」





恭介「極端な話をすれば…」




「将来、君が結婚してからも、お手伝いロボだと妻に説明して、一生側に置いておく事もできる」



「そして…必要な時は、愛しい男そのままの形で、いつでも…抱ける」



臣の胸に衝撃が走った…



恭介「どうだ?悪い話ではないだろう?」



臣(確かに…悪い話ではない)



臣(そして…この男、俺が断らない事も想定しているんだろう)





臣(…どうする?広臣)



恭介「もちろん条件付きだ」




臣「…条件って?」




恭介「君は隆二の相方だ。近寄るな…とは言わない」




臣「…近寄ってもいいが…諦めろと言いたいんだろ?」




恭介「二度と手を出さないこと…それが条件だ」




to be continued…










6コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2018.04.22 11:19

    @kiaKiaちゃん、今日は激務Dayでめちゃくちゃ遅くなりました💦 うーん🎵いい推理😁 そもそもの始まりの始まりでは、隆二の心の声から入ったよね。人の心は体験することによって変化するもの…こうしている間にも、登場人物の心は大きく変化してる可能性も?RYUJIが絡むことによって、それがどう変化してくのか? すべては作者の手中に🌹🌹 なんちゃって(*ノ▽ノ) 読者さんをモヤモヤさせることができたら…うん🎵醍醐味😁
  • kia

    2018.04.22 01:09

    おはようございます❗ 本題とは違ってそういうこと… 隆二は知ってるのか?RYUJIが作られた段階で隆二は知ってたの?隆二も恭介さんも自分の気持ちに自信がないのか…臣ちゃんの気持ちはそんなもの? う〜ん、いろんな思いが芽生えますね😅隆二の歌が別の意味でリンクする😱どうなるのか、次回が待てません😅マヤさん、ヤバイ❗です
  • マヤ

    2018.04.22 00:24

    @さくらさくら🌸ちゃん🎵おはようございます😉 うん❗そうだよね‼ 相手を想うゆえの行き過ぎた行動…それがもたらす人間模様。 私にとっても挑戦のストーリー😁率直な感想楽しみにしてますね‼もう朝からテンション上がってます😊