ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission3-②
「誰んとこ行ったか知らないけど、俺の分身にあんまり変なmissionさせないでよね」
「俺の勝手だ」
恭介は手を挙げ、パチン!っと指を鳴らした。
恭介と隆二の間、何もない空間に透明なiPadが現れた。
「REC」
恭介がそう告げると、iPadがピコン♫と反応した。
「なに?」
「録画している」
「俺?」
「自惚れるな。RYUJIの行動を記録する」
「録画機能もあるんだ…」
「腹かどこかに円盤(DVD)仕込んでんの?」
「円盤?そんな無粋な物はない」
「外から…正確には斜め上から撮影している」
「こわ…💧なになに?ドローンでも飛ばしてるのか?」
「ああ、透明の…な」
「スゲー…なに?その近未来的な…」
「古い言い方だな」
恭介がまたパチン!っと指を鳴らすと、空間に浮かんでいた透明のiPadが消えた。
「教授、おはようございます」
いつのまにか恭介の真後ろに華奢な美少年が立っている。
雅(みやび)の白くて細い指が、恭介の肩に怪しく触れた。
隆二は一瞬にして不機嫌になった…
to be continued…
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2018.04.11 13:51
2018.04.11 13:29
2018.04.11 09:53