ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission2-⑧



「…少なくともあんたよりは、優しく接する自信…あるけどな」




「…どういう意味だ?」




「隆二の下半身に古いキスマークの後があった」




「……」




「あと、体のあちこちに新しい跡も…」




「……」




「真夏でもフードを目深に被って、あんたが残したキスマークを必死に隠してんだ」




「愛してるんだったら、隆二の職業のことも考えてやれよ」




「…俺の勝手だ」




客室から出ると、フードを目深に被り、大きなマスクとサングラスで顔を隠した男が立っていた。




俺は一瞬視線を向けたが、すぐにきびすを返し、エレベーターへと向かった。




どこかで会ったような…?







臣が去った後、恭介は隆二をベッドに寝かせ、中途半端に着ていた衣服と下着を全て剥ぎ取った。




ちらっとドアを見た。




外に居た男が…まさか自分の相方そっくりのロボだとは、気づくまい…




「おっ始(ぱじ)めんのか?BOSS」




ドアの内側に突っ立っているRYUJIが言った。




「ああ…終わるまで外で待機してろ」




「今後の参考に見学ってのは?」




「命令に従え」




「わーかったよ!」




RYUJIはなにやらボヤキながら出ていった。




恭介はなにも纏(まと)わずに横になっている隆二を見た。




「あれだけ忠告したのに、軽率な真似を…」




隆二はやっとうっすら目を開けて、恭介を見た。




「恭介…寒いよ…」




「んん…」




恭介は何も言わず、隆二を強く抱きしめ、口づけをした。




その手は隆二の下腹部にあり、怪しく動き始める。




一瞬にして隆二の全身を快感が貫いた…




恭介の手によって、今宵も快楽の高みへと誘(いざな)われる…




to be continued…

5コメント

  • 1000 / 1000

  • マヤ

    2018.04.08 23:36

    @kiaKiaちゃん🎵おはよー✨ 隆二くんの心はどこにあるんだろね? RYUJIの役目は? Kiaちゃんは臣旦をのHAPPY END❤を望む派だね‼
  • kia

    2018.04.08 15:23

    あっ、臣ちゃんの本当の愛💖と優しさに気付きますように✨
  • kia

    2018.04.08 15:21

    遅くにごめんなさい🙇 願わくば臣ちゃんの愛💖に隆二が気付きますように✨