『W旦那+(プラス)』番外編⑧ 三代目妄想劇場
ベランダで乃愛は隆二にしっかりと抱っこされて、一緒に毛布にくるまっている。
乃愛「るーたん♡お星たまいっぱいだね」
隆二「乃愛はお星様好き?」
乃愛「うん!るーたんのちゅぎ(次)にしゅき♡」
隆二「あれ?パパよりお星様の方が上なの?」
乃愛「ううん!パパのがしゅき♡」
隆二「じゃあお星様の次にたっくん?」
乃愛「ううん!たぁくんの方がしゅき♡」
隆二「へへへ…」
乃愛「でもね!あのね!るーたんがいちばん(1番)なの」
隆二「そっか…ありがとう♫乃愛」
乃愛「ノア、おっきくなったら、るーたんのお嫁たんになる♫」
隆二「乃愛がおっきくなる頃には、俺はもうおじさんになってるよ」
隆二「おじさんがハニーだとイヤでしょ?」
乃愛「るーたんはおいたん(おじさん)にはならないもん!」
隆二「それは…難しいね」
乃愛「のあ、しゅぐ(すぐ)おっきくなるからね」
隆二「…うん」
乃愛「待っててね!るーたん」
なんだろ?ドキッとした…
乃愛に言われたら…断れない気がした…
それはもちろん異性への感情ではなく、
隆臣に抱くような、子供に対する愛情に近い感情で…
乃愛が小さくアクビをしたので、毛布ごと乃愛を抱いて子供部屋に入り、
隆臣の隣に寝かせた。
臣はベッドサイドの小さなソファーに腰掛けて目を瞑っている。
隆二「乃愛、おやすみ…」
乃愛のおデコに軽くキスをした。
乃愛「…るーたん、おやしゅみなしゃい」
乃愛は満足そうに目を閉じて、すぐに寝息をたて始めた。
隆二はゆっくり立ち上がって、ベッドの反対側に移動し、隆臣のおデコにもキスをした。
隆二「隆臣…寂しい思いばっかさせてごめんね…」
そう呟いて隆二は、隆臣の髪をそっと撫でた。
「俺も…寝かしつけてよ」
隆二を後ろから抱きしめて、臣が耳元で囁いた…
つづく
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2018.04.03 10:08
2018.04.03 09:39
2018.04.03 06:20