『W旦那+(プラス)』第142話 三代目妄想劇場
隆二「理愛ちゃんがもし良ければその子と…しばらく生活してみてもいいかな?」
臣「隆二…」
理愛「隆二さん…」
隆二「自分たちの子供だと言われても、すぐにはピンとこないし…」
「一緒に生活する中でこの先どうするか、臣ともよく相談して決めたいんだ」
理愛「隆二さんお一人で大丈夫ですか?」
隆二「実は…君が去ってから、臣はずっとこんな調子だし、俺あのまま臣のマンションで同居してるんだ」
理愛「そうだったんですか」
隆二「ね!臣、いいよね?」
「ちょうどツアーも終わったことだし、この子の面倒は俺が見るから」
臣「俺は別に…構わないけど…」
隆二「理愛ちゃんはいつまでここに居られるの?」
「私のことならご心配なく」
「久しぶりの地球をゆっくり楽しみたいので、お二人が結論を出されるまで滞在します」
「じゃあ…決まりだ‼︎ベイビーちゃん
おいで」
隆二は極上の笑顔を浮かべ、男の子に両手を差し出した。
男の子は躊躇することなく、
「パーパ」といって隆二の腕に抱かれた。
「うわ…俺の好きなモコモコの服着て…」
「見てよ!目元が臣そっくりだ」
隆二は臣に笑顔を向けた。
臣はゆっくり椅子から立ち上がり、隆二の隣にやって来て、男の子の頭を撫でた。
End
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