『W旦那+(プラス)』第135話 三代目妄想劇場
理愛「LAの大富豪というのは、元夫の地球での仮の姿です」
「私達夫婦は五年前、遠く離れた宇宙の星から、ある目的を持ってこの惑星にやって来ました」
隆二は目を大きく見開いた。
隆二「う……宇宙人⁉︎」
臣は何も言葉にしないで、僅(わず)かに唇を開いて固まり、驚きを隠せないでいる。
隆二「冗談…でしょ?」
理愛「…いえ、真実をお話ししています」
隆二「……」
隆二「…あの時、ご主人が言ってた…シェイクスピア好きの両方の親がつけたっていう名前は?」
理愛「地球での仮の名です」
理愛「私達の星では名前というものはなく、個人識別ナンバーで管理されています」
隆二「数字⁉︎」
理愛「ええ…隆二さんは覚えがあると思います」
隆二「もしかして…理愛ちゃんのスマホに表示されていた、あのナンバー…」
理愛「そうです」
「元夫が店に置いて帰った、宿泊先の名刺の裏に書いてあったあのナンバー…」
隆二「確か…6767…」
理愛「ええ、元夫の個人識別ナンバーは、67676969」
「私は676769です」
隆二「それが君たち夫婦の名前…」
しばらく思いを巡らせていた隆二が、
思い出したように、理愛に尋ねた。
隆二「確か、あの悪魔がやって来る前に、理愛ちゃんはスマホを操作して…」
隆二は咄嗟に自分の口を塞いだ。
(しまった!…子供に気を取られて…悪魔の事を口に出してしまった…)
隆二の様子を見て、理愛は言った。
理愛「あっ!…どうかご心配なく…」
「あれは元夫に暗号を送り、連絡を取っていたんです」
End
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2018.02.11 03:38
2018.02.11 03:20