『W旦那+(プラス)』第133話 三代目妄想劇場

応接室で臣と隆二が待っていると、
廊下から「こちらです」とスタッフの
声が聞こえてきた。




隆二は立ち上がりドアを開けた。




廊下には二年前と変わらない美しい理愛の姿があった。




保護していた五年間に見たことがない
満面の笑みを浮かべている。




「理愛ちゃん…よく来たね」




隆二はそう言いながら、理愛の腕に抱かれた小さな男の子を見た。




臣もドアの所まで出てきて、隆二の隣に並んだ。




男の子は二人を指差して、
「パーパ」と言って笑った。




臣隆「……」





見てはいけないものを見たような顔をして、スタッフが足早に去った後、
応接室に臣と隆二が並んで座り、
向かいに理愛が座った。




理愛の膝の上に座る黒髪の男の子は、
クリクリした二重の目でニコニコ笑って、向かいに座る二人を見ている。




End

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