『Man of Destiny(運命の人)④』(続•臣隆妄想劇場127)ショートバージョン
立会人の後ろに、広大な太平洋が一望できる。
空が少しずつオレンジ色に染まり、
マジックアワーの瞬間を待って、
立会人が開式宣言をした。
臣と隆二はいつもの立ち位置で手を繋いでいる。
『誓いの言葉』は臣が読み上げる。
ハワイから日本へ戻る航空機の中で、
一睡もせず真剣に考えた。
『誓いの言葉』
不思議な運命の星のもとで、私たちは出逢いました。
今までがそうであったように、
これからも二人で作った愛の歌を、
永遠に隣で歌い続けます。
夢の先に、別の夢があると気づかせてくれた、かけがえのない運命の人と、
これからも共に歩んでいきます。
困っているときには共に支え、
悲しんでいるときは共に慰め、
落ち込んでいるときは共に励まし、
疲れているときは共に癒し、
いつも尊敬と感謝を忘れず、
永遠に愛し続けることを、
ここに誓います。
立会人「では指輪の交換を」
立会人がケースに置かれた指輪を差し出す。
臣「俺が先だよ」
臣は指輪を取り、隆二の目の前に持ってくる。
臣「刻印読んでみ」
内側に英語で、
『BELONG TO ME』(俺のもの)と、
掘られている。
臣らしいメッセージに、隆二は思わず目を細め、極上の笑顔を見せた。
隆二の左薬指に指輪をはめる。
隆二「ぴったりだ…」
臣「当たり前だろ」
立会人が差し出したケースから、
もう一つの指輪を隆二が受け取る。
隆二「見ていい?」
臣「見なくてもわかるでしょ?」
隆二「わかるけど…見たい」
臣の指輪の内側には英語で、
『THOSE OF YOU』(お前のもの)と
刻印されていた。
隆二「やっぱり…」
隆二は緊張から少し手が震え、もたついたが、
指輪は無事臣の左薬指に収まった。
続く
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2018.02.09 17:58
2018.02.09 17:28
2018.02.09 13:28