『愛撫③』(続•臣隆妄想劇場108)ショートバージョン
ベッドの上に古くなったシーツと、
その上に滑りの良い透明なビニールシートを敷き、隆二が横になった。
臣はボディクリームを買いに行った店で、
気に入った香りのボディオイルを見つけ、購入しておいた。
隆二はトランクスだけ着けて、うつ伏せに寝そべっている。
臣はオイルを手に取り、しばらく両手を合わせて、体温で温めた。
その様子を見て、
隆二「やったことあんの?」
臣「それこそ見よう見まねだよ」
隆二「どこで?」
臣「いいから…」
臣の手が隆二の太腿に触れた。
足の付け根から太腿、膝裏、ふくらはぎへ、ゆっくりと手を滑らせる。
リラックス効果のある香りが部屋中に漂い、隆二は目を閉じた。
程よい厚みの手の感触と、丁度いい早さで、ゆっくりと両足に満遍なくオイルを塗る。
隆二「臣…うまいね」
臣「気持ちいい?」
隆二「ん…」
足から手が離れ、次に臣の温かい手が隆二の肩甲骨辺りに触れた。
ゆっくりと背中、腰と手が伝い、また背中に戻り、両肩を優しくスライドする。
隆二「あ…気持ちいい…臣、お金取れるよ」
臣「そう?」
臣「いいよ、仰向けになって」
隆二がゆっくり体の向きを変える。
臣が隆二の上にまたがる。
見ると、臣の額に薄っすらと汗が滲んでいる。
隆二「結構体力使うでしょ?後ろだけでも充分リラックスできたよ」
隆二は臣を気遣い、声を掛けた。
臣「最後までやらせろ」
言いながらまたオイルを手に取り、
隆二のデコルテに両手を置いた。
続く
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2018.01.19 03:48
2018.01.18 23:48
2018.01.18 23:05